暇な中学生のブログ
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枯れない向日葵と幻想 プロローグ 1
俺の住んでいるこの町には、枯れない向日葵がある。
向日葵畑の中に存在する。一際大きな向日葵。

この向日葵には、伝説があり、その内容は、こうだ。

―昔、いつまでも、冬が来ても咲き続けた大きな向日葵があった。
その頃の人は、いつまでも行き続ける、長寿の神として拝んだ。
だが、いつからか。その向日葵にお祈りした人は、神隠しに遭ったと言う。
被害は多く。何人もの人が行方不明になった。
人々は、その向日葵を。長寿の神。から一転し、太陽の悪魔。などと呼ぶようになり、ついには焼き尽くし、その向日葵を消滅させた。

そんな、この向日葵に纏わる話。
俺は、この向日葵のことが何か好きだった。
この向日葵の前で、両親が消えたのにもかかわらず、嫌いにはならなかった。


「枯れない向日葵・・・か」

静かに呟いたその言葉。
少しだけ笑いながらも、悲しみに溢れた言葉。
その巨大な向日葵の元の茎にもたれ掛かり、目を閉じる。
まどろみに襲われ、少しずつ意識は薄れていく。
この後に起こる事を想像する事もなく、眠りについた。



                        
                     #枯れない向日葵と幻想#



目が覚めると、いつも見ている向日葵畑が見えた。
心地よい風が体に当たり、まだ寝起きの自分の眠気をまだ誘い出しているように思える。
が、一度起きたのにまた寝ることは無く、目を覚ました青年が目を擦りながら立ち上がる。

そこで、絶句する。
確かに見慣れたはずの向日葵畑。の、はずだった。
が、周りに見えるのは森や山。いくら田舎だろうが、建物1つも見えないのはありえない。
見間違いと思ったが。360度。どこを見ても自然的な物。
人工的に作られたであろう小屋が1つ。向日葵畑の中に佇んでいるだけだった。

「・・・・?」

不思議に思ったが、今見える頼りになりそうなものはその小屋しかない。
その小屋まで歩いていこうと、そう考え、足を動かそうとした瞬間。
背筋が凍った。

「何をしているのかしら?」

何故だろうか?背筋が固まる。
かけられた声が、何かおぞましい何かの泣き声に聞こえる。
そして、後ろを向くどころか、そこから1歩も歩くことも出来ない。
・・・嫌、動くことすら。出来ない。

「・・・少しきつく言い過ぎたわ、あなた、ここで何をしているの?人間の癖に」

少しだけ体の硬直が解ける。
だが、それでも体がおびえているのは事実で、恐ろしいものの、後ろを振り向く。
その時に目に映ったのは、美しい緑の髪。チェックのブラウス。白く、美しい日傘。
背筋も凍る笑みを浮かべた、美少女だった。

「・・・俺は、ただ向日葵畑に居て、少し寝ていただけなんだが」

どうにか声を出す。その言葉に少し驚いた様子で、少女が言う。

「あなた、ここが太陽の畑と知って寝ていたの?」

「太陽の畑?・・・なんだそれ。この畑に名前なんかあったかな・・・?」

少女はその言葉に、こう思う。
人里の人間だとすれば、太陽の畑には妖怪が居る。と言われているはず。
そうすれば、人里の人間ではない。
まだ幼い年なら分からないが、この青年の成りの姿では、好奇心で来る様な馬鹿は居ないはずだ。
それに、この服装。
これは少し前にある店で見た服と同じ様な形だった。
それで、彼女は把握した。
この人間が、外来人。
外の世界から来た人間だと。
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コメント
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ゆうかりんktkr!

面白い幻想入りの仕方ですね。紫のスキマ以外での幻想入りってのは
なかなか少ないので面白いです。いや、紫の
仕業じゃないってわかったわけじゃないですけどw

次話も頑張ってください!
2009/12/04(金) 21:43:29 | URL | byふらすこ (#tUxzK7EI) [ 編集]
>ふらすこさん

そうですねーwでも考えてみれば後々どうして幻想入りしたのかを考えないといけないので面倒ですが。
最近小説もスランプ気味で困っているんですよね。
そちらも、幻想入り当を頑張ってくださいw
2009/12/06(日) 11:59:59 | URL | byパン粉 (#-) [ 編集]
おもしろいです!
早く続きが聞きたいっすw
幻想入りに神隠しですか。

頭結構切れますね(バーロー的な意味で

次話に期待。
2009/12/14(月) 05:06:19 | URL | by銀時 (#-) [ 編集]
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2012/07/08(日) 02:49:27 | | by (#) [ 編集]
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2013/01/27(日) 14:05:35 | | by (#) [ 編集]

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